手紙を書きました(追記)
Twitterやブログに何をどう書いても、貴方には伝わらないと思った。
だから手紙を書いた。
その日の晩に思い立ち、翌日発売されたものをきちんと読み、無地の便箋と無柄の封筒を選んで購入し、黒のボールペンだけを使った。
言いたい事を全部詰め込めてはいないけれど、たくさんたくさん詫びながらこれが愛あるダメ出しだと感じてもらえるよう言葉を選んだ。
宛名まで書き、すぐ投函できるよう切手も用意した。
ただ、それから数日経った今もそれはまだ私の手元にある。
どうせネットであれこれ言ったって伝わらないんだから直接言おう、と思った前日の私より、どうせこんなもの送り付けて運良く目に入っても貴方には響かないんだろうなっていう翌日の私が勝ってしまったから。
そう思った瞬間から今まで、何度となく胸の奥がスーッと冷えていく感覚を味わっている。
やっぱり手紙出そう、と思い直して確認のために読み返して、それを読む度にスーッて温度が下がって、やっぱりやめようってなる。
どうしてこんなに胸のつかえが取れないのか?
以前書いた通りプライベートなんてたいして興味ないしさすがに家張られるのは大変だなと同情の余地もあるのに、自分でもわからない。
ただこの数日で出た、ひとつの仮説がある。
きっと私の中で、「与えられているもの」と「与えられないもの」のバランスが崩れてしまったのではないか。
私はファンサ厨ではない。
そりゃあもちろん頂けたら嬉しいし素直に受け取りたいけど、私自身が拝めたらそれで満足だし団扇を視界に入れてもらえたら超ラッキーくらいの気持ちでいる。
友達が「伊野尾くんって本当に真顔でファンの事見るんだね」と驚いていたけど、その公演で隣にいた私はそんな風に微塵も感じていなかった。
新規ゆえ短い期間ではあるけれど、所謂「自分のファンに冷たい」な伊野尾くんは体験していないし、私はそう感じないタイプなのかもしれない。
いつも伊野尾くんの顔とダンスと歌にチケット代を払っている。
だから、私は伊野尾くんにもらえないものよりもらえるものの方がいつだって多かった。
かわいい笑顔、綺麗なダンス、美しいグラビア、たまに見える知的で優しくて温かい面。
それがきっと逆転してしまったんだ。
この人はファンの事をどの程度考えているんだろうという疑問ばかり沸いてしまってそれがずっと拭えない。
以前から「ファンよりメンバーの方が大事」と揶揄される事は多かったけど、私はそれで構わないと思ったしそういう伊野尾くんが好きだった。
別にファンに媚びなくても良いと思っていた。
けどそれとこれとは話が違うというか。
媚びなくても良いけど、誠実でいて欲しいんだよ。
頭の良い貴方だから尚更。
貴方が今そこに居られるのは自分だけの力じゃないという事、貴方のうしろには一緒に頂を目指す8人のメンバーやスタッフさんやテレビ局や出版社があるという事。
貴方の名前のうしろには常にグループ名が付いてくるという事。
お仕事を頂いてるのは各業界からだけど、その仕事に反応してお金を出して盛り上げて次に繋げているのは他でもない貴方のファンの助力もあるという事。
勝手に好きになって勝手に追っかけて勝手にお金出してるだけだろ、って言われたらそれまでだけど、今より少しだけ頭の片隅に置いておいてくれたら嬉しい。
この数日とても心が冷えているけど、降りるつもりはないしこんな事で降りたくもない。
だってHey! Say! JUMPの事が大好きだから。
少しでも長くファンでいさせてよ。頼むから。
結局長々とブログも書いてしまった。
私はこの手紙をいつか投函するだろうか。
(追記)
12月4日夜、投函しました。
自分の手元を離れた事で、少しだけスッキリしたような気がします。
そんなの私の勝手なエゴに過ぎないけど、あっちだってエゴで行動してるんだからお互い様だよね!笑
いつも読んで下さる方、★下さる皆様ありがとうございます。